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※ここからの会話は、わが家の実際のやりとりをもとに再構成しています(脚色あり)。登場するのは、父(私)・母(妻)・息子の3人で、家族をモデルにしたハムスターのキャラクターで描いています。
iPhone の容量不足は、写真を自動で自宅サーバーに取っておく仕組みを作ると解決できます。サーバーに元の写真がそのまま残るので、古い写真は iPhone から消せるようになります。
我が家では、約2年前から、icloudpd と Immich という2つのアプリを組み合わせて、夫婦2人分の iPhone の写真を毎日自動で取り込んでいます(写真 3,147枚・動画 518本、2026年9月時点)。icloudpd は、サーバーの側から iCloud へ写真を取りに行くアプリなので、家族は iPhone で何もしなくて済みます。Immich で何ができるかは、記事_Immichで家族の写真をGoogleフォトの代わりに にまとめています。
全体の流れは、この図のとおりです。緑の「自動」の札が付いているところは、誰も何もしなくても動いています。

この記事では、きっかけと、仕組みと、2年間でつまずいた3つのことをお伝えします。
iPhone の容量不足は、iCloud を増やしても解決しない?
妻の iPhone が、写真でいっぱいになりました
きっかけは、妻の iPhone に写真がたまり続けて、容量がいっぱいになったことでした。
大切な写真は消したくない。でも、新しい写真も撮りたい。よくある悩みだと思います。
iCloud を200GBにしても、家族3人ですぐいっぱいに
最初は、iCloud のプランを家族で使える200GBに増やしました(今の料金は月540円です。2026年10月時点の Apple の料金)。
ところが、家族3人分の写真が上がると、すぐにいっぱいになりました。容量を増やすだけでは、また同じことの繰り返しです。
そこで、写真を自動で自宅サーバーにバックアップして、古い写真は iPhone から消せるようにすることにしました。
icloudpd と Immich で、iPhone の写真はどう集まる?
サーバーが iCloud へ写真を取りに行きます
写真の流れは、こうなっています。
- iPhone で撮った写真は、いつも通り iCloud に上がる
- 自宅サーバーの icloudpd が、毎日 iCloud へ新しい写真を取りに行き、サーバーのフォルダに保存する
- Immich が、そのフォルダを読んで、タイムラインに並べる
Immich にも、iPhone のアプリから写真を上げる機能があります。違いはここです。
| icloudpd | Immich アプリの自動アップロード | |
|---|---|---|
| 誰が動くか | サーバーが取りに行く | iPhone が送る |
| 家族の操作 | 要らない | アプリを開かないと上がらない(iPhone の仕組み上) |
| 保存のされ方 | 「年/月/日」のフォルダに、元のファイル名で | Immich の中の、人には読みにくい場所に |
家族に「たまにアプリを開いてね」と頼む方法は、いずれ止まります。サーバーが取りに行けば、その心配がありません。
2人分なら、icloudpd を2つ動かします
icloudpd は、Apple ID(Apple のアカウント)ごとに1つ動かします。我が家は夫婦2人なので、2つです。

保存先は、アカウントごとに「年/月/日」のフォルダに分けています。たとえば、2026年3月22日の写真は アカウント名/2026/03/22/ に入ります。もし Immich が使えなくなっても、人がフォルダをたどって写真を見られます。
Immich からは、この保存先を読み取り専用で見せています。Immich の操作で、元の写真が消える心配がありません。2人分を Immich の同じユーザーの持ち物にしておくと、2人の写真が1つのタイムラインに日付順で並びます。
icloudpd と Immich にして、何が変わった?
古い写真を、iPhone から消せるようになりました
一番大きいのはこれです。写真はサーバーに元のまま残っているので、iPhone から消しても、サーバーの写真は消えません。
実際に、iPhone から先に消してあった写真が、サーバーにはちゃんと残っていたことを確かめています。容量が足りなくなったら、古い写真から iPhone を空けられます。
⚠️ 消す前に、その写真が Immich に入っているかだけは確かめてください。取り込みが止まっていることもあるからです(下の「つまずいた3つのこと」)。
LINE で写真を送り合わなくてよくなりました
我が家では、私の iPhone には妻と息子の写真ばかりがたまり、私自身の写真はほとんど残りません。妻の iPhone も同じで、私と息子の写真がたまり続けます。
欲しい写真は、LINE で送り合っていました。ところが、LINE で送ると、撮った日時や場所の情報(EXIF)が消えてしまいます。あとで写真を整理するときに、いつどこで撮ったのか分からなくて困りました。
Immich なら、夫婦2人の写真が自動で同じタイムラインに日付順で並ぶので、送り合う必要がなくなりました。
元のデータなので、画像もきれいです
icloudpd は、iCloud にある元のファイルをそのまま取ってきます。iPhone の HEIC という形式の写真も変換されず、元の写真と1バイトも違わないことを確かめました。LINE で送り合っていたころより、画像もきれいです。
撮った日時や場所の情報もそのまま残るので、Immich の地図にも出てきます。iPhone の Live Photos(動く写真)も、Immich が1枚の写真としてまとめて表示してくれます(我が家では643組)。
icloudpd を動かして、つまずいた3つのこと
① 約30日ごとに、ログインし直しが要ります
一番大きいのはこれです。iCloud の2段階認証の期限は最長30日で、icloudpd の側から延ばす方法はありません。約1か月ごとに、人がログインし直す必要があります。
やり方は、サーバーのターミナルで次の命令を打ち、パスワードと、iPhone に届く6桁のコードを入れるだけです。
docker exec -it コンテナ名 sync-icloud.sh --Initialise
2人分あるので、2回やります(Apple ID ごとに別々に期限が切れます)。
⚠️ ログインし直したあとは、「新しい写真のファイルが増えたか」で成功を確かめてください。期限の残り日数が戻っても、写真が1枚も取れていない、ということが実際にありました。
我が家では、期限の7日前から LINE に知らせが届くようにしています。
② Apple 側の不具合で、4日止まりました
2026年10月には、Apple 側の不具合とみられる原因で、icloudpd が写真を取れなくなりました。世界中で同じことが起きていて、ログインし直しても直りませんでした。
我が家では、10月12日を最後に止まり、10月16日に何もしないまま戻りました。写真は iCloud に残っていたので、止まっていた間の分も、あとでまとめて取り込まれました。
③ Immich のアプリと二重に入ります
Immich の iPhone アプリには、写真を自動で上げる「バックアップ」の機能があります。icloudpd と一緒にこれを使うと、同じ写真が二重に入ります。我が家では、アプリのバックアップはオフにして、アプリは見ることと整理だけに使っています。
icloudpd が止まったことに気づくには?
3つのつまずきに共通するのは、icloudpd は止まっても、自分からは知らせてくれないことがある、という点です。我が家では、次の3つで気づけるようにしています。
- ログインの期限が近づくと、icloudpd 自身の通知の機能で LINE に知らせる(7日前から)
- Immich に iPhone の写真が3日入らなかったら、LINE に知らせる
- サーバーの見張り役(Uptime Kuma)が、14日間新しい写真が無いと知らせる
このうち、Immich の側を見る2つ目は、④の Apple 側の不具合のあとに作りました。icloudpd が黙っていても、「写真が増えていない」という結果は見えるからです。実際に、取り込みが止まってから3日後の朝に、LINE に知らせが届きました。
まとめ:iPhone の容量不足は、icloudpd と Immich で解決した
- 妻の iPhone の容量不足がきっかけでした。iCloud を200GBに増やしても、家族3人ではすぐいっぱいになりました
- icloudpd は、サーバーの側から iCloud へ写真を取りに行くので、家族は iPhone で何もしなくて済みます
- サーバーに元の写真が残るので、古い写真は iPhone から消せます。夫婦の写真が同じタイムラインに並ぶので、LINE で送り合う必要もなくなりました
- つまずきは3つ:約30日ごとのログインし直し・Apple 側の不具合・アプリとの二重取り込み。止まっても気づける仕組みまで作っておくと安心です
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我が家の icloudpd と Immich は、自宅サーバーの Unraid(NAS 用の OS)の上で動かしています(Unraid を選んだ理由は 記事_Unraid一択_書き直し)。Unraid に興味がある方は、こちらからどうぞ。
この記事を書いた人
自宅サーバー歴は、Windows ホームサーバーの頃から約20年です。
※この記事は、私の体験や記録をもとに、AI(Claude)に下書きを手伝ってもらって作成しています。費用や設定などの事実は、私が確認しています。アイキャッチ画像と家族のキャラクターのイラストは AI(Google Gemini)で作成しました。

