icloudpdとImmichでiPhoneの容量不足を解決|2年使った仕組み

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※ここからの会話は、わが家の実際のやりとりをもとに再構成しています(脚色あり)。登場するのは、父(私)・母(妻)・息子の3人で、家族をモデルにしたハムスターのキャラクターで描いています。

母(困り)

母
iPhone の容量がいっぱいって出るの。でも、大切な写真は消したくないし・・・
息子(説明)

息子
新しい写真も撮りたいしね。
父(困り)

父
iCloud を家族で200GBに増やしたけど、3人分が上がったら、またすぐいっぱいだね。
父(ひらめき)

父
じゃあ、写真を自動で家のサーバーに取っておく仕組みを作ろう。そうすれば、古い写真は iPhone から消せるよ。
母(驚き)

母
消しても大丈夫なの?
父(得意)

父
サーバーに元のまま残ってるから大丈夫。それに、お互いが撮った写真も、ここで一緒に見られるよ。
母(笑顔)

母
LINE で写真を送り合わなくてよくなるのね。

iPhone の容量不足は、写真を自動で自宅サーバーに取っておく仕組みを作ると解決できます。サーバーに元の写真がそのまま残るので、古い写真は iPhone から消せるようになります。

我が家では、約2年前から、icloudpd と Immich という2つのアプリを組み合わせて、夫婦2人分の iPhone の写真を毎日自動で取り込んでいます(写真 3,147枚・動画 518本、2026年9月時点)。icloudpd は、サーバーの側から iCloud へ写真を取りに行くアプリなので、家族は iPhone で何もしなくて済みます。Immich で何ができるかは、記事_Immichで家族の写真をGoogleフォトの代わりに にまとめています。

全体の流れは、この図のとおりです。緑の「自動」の札が付いているところは、誰も何もしなくても動いています。

写真が自動で集まる流れ。私と妻の iPhone の写真は自動で iCloud に上がり、自宅サーバーの icloudpd が毎日取ってきて、元のまま保存する。Immich がそれを並べ、家族はスマホやパソコンで見る。一眼レフの写真はコマンド1つでサーバーへ。n8n が見張り、止まったら LINE で知らせる。控えは毎日 OneDrive へ

この記事では、きっかけと、仕組みと、2年間でつまずいた3つのことをお伝えします。

iPhone の容量不足は、iCloud を増やしても解決しない?

妻の iPhone が、写真でいっぱいになりました

きっかけは、妻の iPhone に写真がたまり続けて、容量がいっぱいになったことでした。

大切な写真は消したくない。でも、新しい写真も撮りたい。よくある悩みだと思います。

iCloud を200GBにしても、家族3人ですぐいっぱいに

最初は、iCloud のプランを家族で使える200GBに増やしました(今の料金は月540円です。2026年10月時点の Apple の料金)。

ところが、家族3人分の写真が上がると、すぐにいっぱいになりました。容量を増やすだけでは、また同じことの繰り返しです。

そこで、写真を自動で自宅サーバーにバックアップして、古い写真は iPhone から消せるようにすることにしました。

icloudpd と Immich で、iPhone の写真はどう集まる?

サーバーが iCloud へ写真を取りに行きます

写真の流れは、こうなっています。

  1. iPhone で撮った写真は、いつも通り iCloud に上がる
  2. 自宅サーバーの icloudpd が、毎日 iCloud へ新しい写真を取りに行き、サーバーのフォルダに保存する
  3. Immich が、そのフォルダを読んで、タイムラインに並べる

Immich にも、iPhone のアプリから写真を上げる機能があります。違いはここです。

icloudpd Immich アプリの自動アップロード
誰が動くか サーバーが取りに行く iPhone が送る
家族の操作 要らない アプリを開かないと上がらない(iPhone の仕組み上)
保存のされ方 「年/月/日」のフォルダに、元のファイル名で Immich の中の、人には読みにくい場所に

家族に「たまにアプリを開いてね」と頼む方法は、いずれ止まります。サーバーが取りに行けば、その心配がありません。

2人分なら、icloudpd を2つ動かします

icloudpd は、Apple ID(Apple のアカウント)ごとに1つ動かします。我が家は夫婦2人なので、2つです。

Unraid の DOCKER の画面。icloudpd が2つと、immich・PostgreSQL_Immich が動いている(icloudpd の名前の後ろはぼかしています)

保存先は、アカウントごとに「年/月/日」のフォルダに分けています。たとえば、2026年3月22日の写真は アカウント名/2026/03/22/ に入ります。もし Immich が使えなくなっても、人がフォルダをたどって写真を見られます。

Immich からは、この保存先を読み取り専用で見せています。Immich の操作で、元の写真が消える心配がありません。2人分を Immich の同じユーザーの持ち物にしておくと、2人の写真が1つのタイムラインに日付順で並びます。

icloudpd と Immich にして、何が変わった?

古い写真を、iPhone から消せるようになりました

一番大きいのはこれです。写真はサーバーに元のまま残っているので、iPhone から消しても、サーバーの写真は消えません。

実際に、iPhone から先に消してあった写真が、サーバーにはちゃんと残っていたことを確かめています。容量が足りなくなったら、古い写真から iPhone を空けられます。

⚠️ 消す前に、その写真が Immich に入っているかだけは確かめてください。取り込みが止まっていることもあるからです(下の「つまずいた3つのこと」)。

LINE で写真を送り合わなくてよくなりました

我が家では、私の iPhone には妻と息子の写真ばかりがたまり、私自身の写真はほとんど残りません。妻の iPhone も同じで、私と息子の写真がたまり続けます。

欲しい写真は、LINE で送り合っていました。ところが、LINE で送ると、撮った日時や場所の情報(EXIF)が消えてしまいます。あとで写真を整理するときに、いつどこで撮ったのか分からなくて困りました。

Immich なら、夫婦2人の写真が自動で同じタイムラインに日付順で並ぶので、送り合う必要がなくなりました。

元のデータなので、画像もきれいです

icloudpd は、iCloud にある元のファイルをそのまま取ってきます。iPhone の HEIC という形式の写真も変換されず、元の写真と1バイトも違わないことを確かめました。LINE で送り合っていたころより、画像もきれいです。

撮った日時や場所の情報もそのまま残るので、Immich の地図にも出てきます。iPhone の Live Photos(動く写真)も、Immich が1枚の写真としてまとめて表示してくれます(我が家では643組)。

icloudpd を動かして、つまずいた3つのこと

① 約30日ごとに、ログインし直しが要ります

一番大きいのはこれです。iCloud の2段階認証の期限は最長30日で、icloudpd の側から延ばす方法はありません。約1か月ごとに、人がログインし直す必要があります。

やり方は、サーバーのターミナルで次の命令を打ち、パスワードと、iPhone に届く6桁のコードを入れるだけです。

docker exec -it コンテナ名 sync-icloud.sh --Initialise

2人分あるので、2回やります(Apple ID ごとに別々に期限が切れます)。

⚠️ ログインし直したあとは、「新しい写真のファイルが増えたか」で成功を確かめてください。期限の残り日数が戻っても、写真が1枚も取れていない、ということが実際にありました。

我が家では、期限の7日前から LINE に知らせが届くようにしています。

② Apple 側の不具合で、4日止まりました

2026年10月には、Apple 側の不具合とみられる原因で、icloudpd が写真を取れなくなりました。世界中で同じことが起きていて、ログインし直しても直りませんでした。

我が家では、10月12日を最後に止まり、10月16日に何もしないまま戻りました。写真は iCloud に残っていたので、止まっていた間の分も、あとでまとめて取り込まれました。

③ Immich のアプリと二重に入ります

Immich の iPhone アプリには、写真を自動で上げる「バックアップ」の機能があります。icloudpd と一緒にこれを使うと、同じ写真が二重に入ります。我が家では、アプリのバックアップはオフにして、アプリは見ることと整理だけに使っています。

icloudpd が止まったことに気づくには?

3つのつまずきに共通するのは、icloudpd は止まっても、自分からは知らせてくれないことがある、という点です。我が家では、次の3つで気づけるようにしています。

  • ログインの期限が近づくと、icloudpd 自身の通知の機能で LINE に知らせる(7日前から)
  • Immich に iPhone の写真が3日入らなかったら、LINE に知らせる
  • サーバーの見張り役(Uptime Kuma)が、14日間新しい写真が無いと知らせる

このうち、Immich の側を見る2つ目は、④の Apple 側の不具合のあとに作りました。icloudpd が黙っていても、「写真が増えていない」という結果は見えるからです。実際に、取り込みが止まってから3日後の朝に、LINE に知らせが届きました。

まとめ:iPhone の容量不足は、icloudpd と Immich で解決した

  • 妻の iPhone の容量不足がきっかけでした。iCloud を200GBに増やしても、家族3人ではすぐいっぱいになりました
  • icloudpd は、サーバーの側から iCloud へ写真を取りに行くので、家族は iPhone で何もしなくて済みます
  • サーバーに元の写真が残るので、古い写真は iPhone から消せます。夫婦の写真が同じタイムラインに並ぶので、LINE で送り合う必要もなくなりました
  • つまずきは3つ:約30日ごとのログインし直し・Apple 側の不具合・アプリとの二重取り込み。止まっても気づける仕組みまで作っておくと安心です

あわせて読みたい記事です。

我が家の icloudpd と Immich は、自宅サーバーの Unraid(NAS 用の OS)の上で動かしています(Unraid を選んだ理由は 記事_Unraid一択_書き直し)。Unraid に興味がある方は、こちらからどうぞ。

この記事を書いた人

自宅サーバー歴は、Windows ホームサーバーの頃から約20年です。

※この記事は、私の体験や記録をもとに、AI(Claude)に下書きを手伝ってもらって作成しています。費用や設定などの事実は、私が確認しています。アイキャッチ画像と家族のキャラクターのイラストは AI(Google Gemini)で作成しました。

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