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※ここからの会話は、わが家の実際のやりとりをもとに再構成しています(脚色あり)。登場するのは、父(私)・母(妻)・息子の3人で、家族をモデルにしたハムスターのキャラクターで描いています。
Immich(イミッチ)を使うと、家族の写真を Google フォトのように見ながら、置き場所は自分の家のサーバーにできます。我が家では、家族2人の iPhone と一眼レフの写真・動画、約2万1千件(2026年10月時点)が、誰も何もしなくても1つのタイムラインに集まります。
ただし、「入れたら終わり」ではありません。面倒を見る人(家の IT 係)が要ります。この記事では、我が家で動いている6つの仕組みと、守り方、正直な弱点をまとめます。
Immich とは?Googleフォトの代わりになる「家の写真館」
写真の置き場所が、Google ではなく家のサーバーです
Immich は、Google フォトとよく似た写真アプリです。違いは、写真をしまう場所です。
- Google フォト: Google の倉庫に預ける(容量が増えると月額が上がる)
- Immich: 自分の家の倉庫(自宅サーバーや NAS)にしまう
我が家は、自宅サーバーの OS に Unraid を使っていて、その上で Immich を動かしています(Unraid を選んだ理由は 記事_Unraid一択_書き直し に書いています)。
見た目と使い勝手は Google フォトに近いです
- 撮った日の順に並ぶタイムライン
- アルバム・お気に入り
- 「海」「車」のように言葉で探す検索
- 人ごとにまとめる顔認識(我が家でも使っています)
- 撮った場所を地図で見る
- iPhone・Android のアプリと、ブラウザ
Google フォトを使ったことがあれば、迷わず使える作りです。
Immich で家族の写真が自動で集まる6つの仕組み
我が家の写真の流れは、この図のとおりです。緑の「自動」の札が付いているところは、誰も何もしなくても動いています。

① 家族の iPhone の写真が、アプリを開かなくても集まります
iPhone の写真は、icloudpd(iCloud から写真を取ってくるアプリ)が、サーバーの側から毎日取りに行きます。
Immich にも iPhone のアプリから写真を上げる機能があります。ただ、iPhone の仕組み上、アプリを開かないと上がりません。家族に「アプリを開いてね」と頼む方法は、いずれ止まります・・・。サーバーが取りに行けば、家族は何もしなくて済みます。
icloudpd を入れたきっかけと、2年使ってつまずいたことは、記事_icloudpdとImmichでiPhone写真を自動バックアップ にまとめています。
⚠️ Immich のアプリの「バックアップ」はオフのままにしています。オンにすると、icloudpd が取ってきた写真と同じ写真が二重に入ります。アプリは見ることと整理だけに使います。
取ってきた写真は、サーバーに「年/月/日」のフォルダで保存しています。もし Immich が使えなくなっても、人がフォルダをたどって写真を見られます。
② 家族2人の写真が、1つのタイムラインに並びます
家族2人の Apple ID(Apple のアカウント)は別々です。icloudpd も2つ動かしています。それでも Immich では、2人分の写真が日付順に1本のタイムラインに並びます。
同じ日にそれぞれが撮った写真が、時間の順に混ざって並びます。
たとえば水族館に出かけた日は、私の iPhone と妻の iPhone で撮った写真が、こうして1つのタイムラインに並びます。お互いに LINE で写真を送り合う必要はありません。

③ 一眼レフの写真と、④ 動画も同じ場所に入ります
一眼レフで撮った写真も、現像した JPEG を同じタイムラインに入れています。SD カードを挿して自作のコマンドを1つ打つと、撮影日ごとにフォルダを分け、現像ソフトを開き、終わったらサーバーへ送って、ファイルの数が合っているかまで確かめます。
現像ソフトは、Adobe の Lightroom(月1,480円)をやめて、ニコン純正の無料ソフト(NX Studio)に替えました。Lightroom がやっていた「写真を選んで残す」仕事は、Immich のアルバムが引き継いでいます。Lightroom を解約する前にやったことは、記事_Lightroom解約前にやること にまとめています。
動画もそのまま入ります。iPhone の Live Photos(動く写真)は、写真と短い動画の2つのファイルでできていますが、Immich は1枚の写真としてまとめて表示します(我が家では643組)。iPhone の HEIC という形式の写真も、変換されずに元のファイルのまましまわれます。
⑤ LINE でもらった写真は、自動でアーカイブします
LINE でもらった写真を保存すると、困ったことが起きます。
- 撮った日時や場所の情報(EXIF)が消えている
- 保存した日の写真としてタイムラインに並び、日付がずれる
- 同じ写真が何枚も入る
そこで、自動化の道具(n8n)で毎晩、カメラの情報も場所の情報も無い写真をアーカイブしています。アーカイブは「タイムラインから隠す」だけで、削除ではありません。いつでも戻せます。最初の1回で729枚が片付きました。詳しいやり方は、記事_LINEの写真をImmichで自動アーカイブ にまとめています。
ちなみに、撮った場所の情報がある写真は、地図からも探せます。我が家では3,232枚が地図に出ています(2026年10月16日)。LINE の写真は場所の情報が無いので、地図には出てきません。

アフリカの西の海の上に出ている「2」は、旅行した場所ではありません。場所の情報が壊れた写真が、緯度0・経度0の点に置かれたものだと思います。
⑥ 日本語で探せて、止まったら LINE が鳴ります
Immich の検索は、最初は日本語が苦手でした。検索の「頭脳」(検索モデル)を多言語のものに替えてからは、「ハイエース」「サーバー」と日本語で入れても、目当ての写真が出てくるようになりました。
ただ、精度はまだまだです。「ハイエース」で検索すると、上に並んだ23枚のうち、ハイエースが写っていたのは5枚でした。残りは旅行先の景色や書類などです。「探せなくはない」くらいに思っておくのがよさそうです。
もう1つ大事なのが、止まったことに気づけることです。
- iCloud のログインの期限(約30日ごと)が近づくと、7日前から LINE で知らせる
- iPhone の写真が3日間 Immich に入らなかったら、LINE で知らせる
- バックアップが失敗したら、見張り役(Uptime Kuma)から LINE で知らせる
自動の仕組みは、黙って止まるのが一番怖いところです。実際、2026年10月には Apple 側の不具合で取り込みが止まりました(このときの記録は別の記事で紹介します)。
Immich に入れた写真は消えない?我が家の守り方
Immich は写真を「読むだけ」にしています
我が家の Immich は、サーバーのフォルダにある写真を読んで見せているだけです(外部ライブラリという使い方)。Immich の画面から写真を削除することはできません。
不便に見えますが、これは安全装置です。うっかり操作で原本が消える事故が起きません。消したい写真はアーカイブで隠します。
写真は家の外にも控えがあります
Immich は「写真を見るアプリ」で、それだけではバックアップになりません。サーバーが壊れたら一緒に消えます。我が家では、写真のフォルダを別の場所にも複製しています。
| 写真 | 控えの数 |
|---|---|
| 一眼レフの写真 | 4か所(サーバー・Windows PC・Amazon Photos・OneDrive) |
| iPhone の写真・動画 | 2か所(サーバー・OneDrive)+ iCloud の原本 |
OneDrive へは毎日自動で送っていて、サーバー側で消しても OneDrive 側は消えない設定です。1か所にしか無い写真はありません。
一度、OneDrive の控えから写真を1枚取り出して、元の写真と比べてみました。iPhone から6つの経路を渡ってきた写真が、1バイトも違わずに同じでした。「控えがある」だけでなく、「戻せる」ことまで確かめています。
選ばなかった写真も消えません
Immich では、写真を3つの置き場で使い分けています。
| 置き場 | 役割 |
|---|---|
| タイムライン | 全部が日付順に並ぶ |
| アルバム | 残したい写真を選んで入れる(「家族写真 2026」など) |
| アーカイブ | スクショや失敗写真を隠す(消えない) |
アルバムに入れても、写真が移動するわけではありません。選ばなかった写真も、全部守られたまま残ります。なので、整理は「週に1回、10分ほど眺める」と決めています。溜めてしまっても、何もなくなりません。
Lightroom 時代に選んでいた写真(17,519件)は、まとめて1つのアルバムに入れて、そのまま残しています。
Immich を Googleフォトの代わりにして困ったことは?正直な弱点4つ
約30日ごとに、iCloud のログインし直しが要ります
icloudpd は、Apple の決まりで約30日ごとにログインし直す(再認証する)必要があります。我が家は LINE で知らせるようにしていますが、この作業だけは人の手が要ります。
Apple 側の都合で止まることがあります
icloudpd は Apple の公式のアプリではありません。2026年10月には、Apple 側の不具合とみられる原因で、世界中で取り込みが止まりました。写真は iCloud に残っているので消えはしませんが、直るまでは待つしかありません。
iCloud の有料プランはやめられません
icloudpd は、iCloud に上がった写真を取ってくる仕組みです。なので、iPhone の写真は今まで通り iCloud に上げておく必要があります。我が家は iCloud+ の200GB をファミリーで共有するプラン(月540円、2026年10月時点の Apple の料金)を続けています。Google フォトは無料版のままです。
「クラウドの月額がゼロになる」わけではありません。容量の大きいプランに上げずに済んでいる、というのが正確なところです。
面倒を見る人(家の IT 係)が要ります
サーバーの電源・ディスク・アップデート・バックアップの見張りは、自分でやる必要があります。Google フォトなら Google がやってくれる部分です。我が家では、通知を LINE に集めて、異常があったときだけ動けばよいようにしています。
まとめ:Immich は「面倒を見る人がいる家」の Googleフォトの代わりになる
- Immich なら、Google フォトのような使い勝手のまま、写真を家のサーバーにしまえます
- icloudpd と組み合わせると、家族の iPhone の写真がアプリを開かなくても集まります
- 一眼レフの写真も動画も、同じタイムラインに並びます
- Immich だけではバックアップになりません。家の外にも控えを置き、止まったら気づける仕組みまで作ると安心です
それぞれの仕組みは、1本ずつ記事にしています。
ほかの記事も、書きあがりしだい、ここに足していきます。
我が家の写真は、自宅サーバーの Unraid(NAS 用の OS)にまとめています。Unraid に興味がある方は、こちらからどうぞ。
この記事を書いた人
自宅サーバー歴は、Windows ホームサーバーの頃から約20年です。
※この記事は、私の体験や記録をもとに、AI(Claude)に下書きを手伝ってもらって作成しています。費用や設定などの事実は、私が確認しています。アイキャッチ画像と家族のキャラクターのイラストは AI(Google Gemini)で作成しました。

