
※この記事には広告・紹介リンクを含みます。
皆さんは、家族の写真や動画をどこに保存していますか?
スマホの容量がいっぱいになるたびに消したり、毎月のクラウド代を払い続けたり・・・。私もずっとそうでした。
私は、自宅サーバーを Windows サーバー → TrueNAS → Unraid と乗り換えてきました。そして 2025年2月に Unraid に落ち着いてから約1年半。今では家族の写真の自動バックアップ、ホームビデオの再生、家族それぞれのファイル置き場、さらに自分の「第2の脳」まで、すべてこの1台で動いています。
正直、ここまでできるようになるとは自分でも信じられません。
そこで今回は、実際に使い続けて分かった「Unraid 一択」の理由を、費用や失敗も含めて全部お伝えします。
結論から言うと、容量の違う HDD を混ぜて使いたい人、これから自宅サーバーを始める人には、Unraid がいちばん手軽で続けやすいと感じています。(初期費用は約12万円、ライセンスは買い切りです)
Unraid とは?
Unraid は、自宅サーバー(NAS。ネットにつながる、家の大きな本棚のようなもの)を作るための OS です。有料ですが、容量の違う HDD を混ぜて使えるのが最大の特徴です。さらに Docker(スマホにアプリを入れる感覚で、サーバーにサービスを足せる仕組み)で、写真管理や動画配信などのサービスを画面のボタン操作で追加できます。
TrueNAS との違いを詳しく知りたい方は、こちらの比較記事をどうぞ。
→ TrueNAS vs Unraid - NAS OS徹底比較!
Windows サーバー → TrueNAS → Unraid と乗り換えた理由
最初は Windows のサーバーで家のデータを管理していました。ところがサービスが終わってしまい、次に選んだのが TrueNAS です。
TrueNAS の ZFS(データを守る仕組みがとても強い、ファイルのしまい方のルール)には、何度もデータを救われました。 これは本当に素晴らしいです。
ただ、1つだけどうしても我慢できないことがありました。
HDD を大きくしても、小さい HDD の容量に引っ張られるのです。
大きさの違う桶(3L・8L・8L)に、同じ量だけ水を入れる決まりだとします。一番小さい桶があふれる量までしか入れられません。HDD でも同じです。
例えば 3TB・8TB・8TB の HDD で組むと、どの HDD も一番小さい 3TB に合わせられてしまい、8TB の HDD でも 3TB 分しか使われません。せっかく大きな HDD を買ったのに、実にもったいない!
そこで興味を持ったのが Unraid でした。
実際にかかった費用
「自宅サーバーって高いんでしょ?」とよく聞かれるので、正直に書きます。
| 部品 | 価格 |
|---|---|
| マザーボード(中華製の N100 NAS 用) | 約15,000円 |
| ケース | 約20,000円 |
| HDD × 4台 | 約80,000円(1台 約20,000円) |
| SSD × 2本 | 約4,000円 |
| USB メモリ(Unraid の起動用) | 約4,000円 |
| メモリ・電源 | 昔の自作 PC の余り(0円) |
| 合計 | 約123,000円 + Unraid のライセンス |
いま使っている HDD は4台で、8TB が1台、6TB が3台です。容量の違う HDD を混ぜて、2台を故障したときの保険(パリティ。「3+□=10」なら□は7だと分かるように、壊れた HDD の中身を元に戻せる控え)に、2台をデータ用にしています。データ用の容量は合計で12TBです。

一番高いのは HDD です。逆に言えば、手元に余っている HDD があれば、そのまま使えるのが Unraid の強みです。メモリや電源も昔の余りで十分動いています。
組み立ては特に困ることはありませんでした。
Unraid にしてよかったこと
1. データは HDD をフルに、システムは ZFS で守れる
今の私の使い方は、家族のデータは「アレイ(Array。複数の HDD をひとまとめにした、1つの大きな倉庫)」に入れて HDD の容量を全部使い、システムやアプリの設定は ZFS で守るという形です。
TrueNAS で救われた ZFS も、Unraid 6.12(2023年6月)から使えるようになり、2025年1月に出た Unraid 7 でさらに使いやすくなりました。私は Unraid 7 が出てすぐに使い始めました。つまり、HDD をフルに使える Unraid の良さと、ZFS の安心感のいいとこ取りができます。これは本当にやってよかったです。
ちなみに ZFS のスナップショット(ゲームのセーブデータのように、その時点の状態を残しておく仕組み。失敗したらそこまで戻れます)を毎時と毎日撮っているので、間違えて消しても戻せます。

2. Docker で家のサービスがどんどん増える
Unraid のアプリ一覧から、ボタン操作でサービスを追加できます。私が今動かしているのは、例えばこんなものです。
- Immich:スマホの写真を自動でバックアップ(自分専用の Google フォトのようなもの)
- Jellyfin:撮りためたホームビデオをテレビで再生(自分専用の動画配信サービスのようなもの)
- Nextcloud:家族それぞれのファイル置き場と共有フォルダ(自分専用の Dropbox のようなもの)
- Home Assistant:家電をまとめて操作するスマートホーム(家じゅうのリモコンを1つにまとめたもの)
- n8n:LINE と連携した自動化(「こうなったら、こうする」を代わりにやってくれる秘書のようなもの)
- Obsidian の同期サーバー:自分の記録を全端末で同期
気づいたら10個以上のサービスが1台で動いています。自分でも信じられません。

3. 家族は Unraid を知らないのに、毎日使っている
家族は Unraid の存在は知っていますが、何のためにあるのかはほとんど知りません(笑)
でも、スマホの写真は Immich で勝手にバックアップされ、テレビでは撮りためたホームビデオを簡単に見られます。家族それぞれが Nextcloud に必要なデータを保存し、家族みんなが使うファイルは共有フォルダで一括管理できています。
それが Unraid のおかげだとは、たぶん分かっていません・・・
でも、それでいいと思っています。意識せずに使えるのが一番の理想です。
4. AI と組み合わせて、どんどん強くなる
最近一番驚いているのがこれです。
AI に手伝ってもらいながら設定することで、バックアップの体制もセキュリティもどんどん強くなっています。 日本語の情報がほとんど無くて苦労した Unraid ですが、今は AI に聞けば一緒に考えてくれます。
さらに、Unraid の上で Obsidian(メモアプリ)を動かして「Second Brain(第2の脳)」として毎日の記録をためています。記録が増えるほど AI が私のことを理解して、やりたいことがすごいスピードで形になっていきます。
倍々で賢くなっていく感覚があって、これが今一番楽しいです。
5. 外からも安全につながる
Unraid は、Tailscale(家の外から、安全に自宅のサーバーにつなぐ仕組み)を使えます。家の玄関から、自分だけが通れる秘密の通路を作るイメージです。出先のスマホから、家の写真やホームビデオを見られます。ポートを開けるような難しい設定をしなくていいので、安心です。
6. プラグインとコミュニティで、どんどん育つ
Unraid には、機能を足せるプラグインがたくさんあります。アップデートも頻繁に出て、新しい機能が入り続けています。フォーラムや Discord も活発なので、困ったときの手がかりが見つかります。
正直に書く、向いていない点と注意すること
いい所ばかり書いても参考にならないので、気になる点も書きます。
- 有料です。 ただし買い切りで、料金は下の表のとおりです
- パリティは、RAID ほどの冗長性ではありません。 パリティが1台なら、同時に壊れてもいいのは1台までです。私はパリティを2台にして、2台まで壊れても大丈夫にしています
- ホットスワップに対応していません。 HDD を抜き差しするときは、電源を落とす必要があります
- パリティを計算する分、HDD への書き込みは遅くなりがちです。私は M.2 という小さくて速い SSD を「作業机」(書類をさっと置いて、あとで倉庫に片付ける場所)にして補っています
- 日本語の情報が少ないです(次の項目)
それでも、HDD を少しずつ買い足していく私には、この欠点より、容量を使い切れる良さのほうが大きいと感じています。
困ったこと:日本語の情報が少ない
設定で一番困ったのは、日本語の情報がほとんど無いことでした。TrueNAS の情報はたくさんあるのに、Unraid の日本語記事は本当に少ないです。
だからこそ、このブログで私の体験を届けたいと思っています。
もう1つ、今も分からないことがあります。
- マザーボードなど、サーバーのシステムを入れ替えるときの手順
- M.2 の SSD を大きな容量に交換する方法
どちらも、日本語で分かりやすく書かれた情報を見つけられませんでした。調べて実際にやってみたら、このブログで記事にします。
Unraid の料金プラン(2026年10月時点)
Unraid は有料ですが、どのプランも買い切りです。毎月お金がかかることはありません。
| プラン | 価格 | HDD などの台数 | アップデート |
|---|---|---|---|
| Starter | $49 | 6台まで | 1年間 |
| Unleashed | $109 | 無制限 | 1年間 |
| Lifetime | $249 | 無制限 | ずっと無料 |
※アップデートの期間が過ぎても、Unraid はそのまま使い続けられます。
※30日間の無料体験があります(クレジットカード不要)。
私は 2025年2月に、一番上のプランを購入しました。アップデートがずっと無料なので、長く使うならこれが一番安心です。
まとめ:迷っているなら Unraid 一択!
- 容量の違う HDD を混ぜて、容量をフルに使える
- ZFS も使えて、データをしっかり守れる
- Docker で写真・動画・ファイル共有・スマートホームまで1台でこなせる
- 買い切りなので、クラウドの月額料金から解放される
約12万円の初期費用はかかりましたが、Google フォトや Dropbox のような月額のクラウドサービスを考えると、長い目で見ればお得だと感じています。
皆さんは、家のデータをどうやって守りますか?
Unraid に興味がある方は、まずは30日間の無料体験から試してみてください。
この記事を書いた人
Windows ホームサーバーの頃から約20年、自宅サーバーを運用しています。今は家族の写真・動画・ファイル共有・スマートホームを、Unraid の1台で動かしています。
※この記事は、私の体験や記録をもとに、AI(Claude)に下書きを手伝ってもらって作成しています。費用や設定などの事実は、私が確認しています。アイキャッチ画像は AI(Google Gemini)で作成しています。

